最近の日本とデンマークの関係(デンマーク商工会議所セミナー)

令和2年9月23日
    9月23日、デンマーク商工会議所において、宮川学大使は、最近の日本とデンマークの関係と展望について講演しました。会場での配布資料は下記リンクにてご覧いただけます。
https://www.dk.emb-japan.go.jp/SPFC.pdf
https://www.dk.emb-japan.go.jp/DK-JP%20Partnerships.pdf

   会議では、ブリアン・ミケルセン商工会議所会頭が開会の辞を述べ、また一時帰国中のピーター・タクソー=イェンセン駐日デンマーク大使も両国関係について講演を行いました。デンマーク当局の衛生基準に従って、会場に集まった約30社の両国企業関係者から、熱心な質疑応答があり、約2時間の会合は盛況のうちに終了しました。商工会議所、在京デンマーク大使館、そしてご来場いただいた企業関係者の皆様、どうもありがとうございました。

   参考まで、宮川大使の講演骨子は、以下のとおりです。
●日本は、新型コロナウイルス感染症対策を有効に実施しながら、社会と経済の段階的な再開を進めている。
●国際的な人の往来の再開については、レジデンス・トラック及びビジネス・トラックの順に、先ずは近隣アジア諸国との協議を行い、順次ビジネス出張者の訪日を再開しつつある。デンマークから日本への訪問者についても、然るべき時期に再開のための協議が開始されるよう、デンマークの状況について日々東京に報告している。
●両国は、2014年の首脳文書「戦略的パートナーシップ」の改訂作業を進めており、(1)新型コロナウイルス感染症の治療薬の臨床研究、ワクチン開発、(2)日EU経済連携協定の有効活用を通じた両国貿易・投資の発展及び多角的自由貿易体制の維持・強化、(3)経済回復に向けた洋上風力発電等の再生可能エネルギー関連ビジネス等の有力な協力分野がある。
●東京オリンピック、パラリンピックは安全第一で行われる。一層のビジネスの機会でもある。