日本の気候変動政策

令和2年12月12日
  

 12月12日,「気候野心サミット」において,菅義偉総理大臣は,日本の気候変動問題への取り組みについてビデオ・メッセージ(以下にて閲覧可能)を送付しました。メッセージのポイントは以下のとおりです。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page6_000497.html#
●2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする、「カーボン・ニュートラル」の実現を目指すことを宣言しました。また、それに伴い、気候野心同盟への参加を決定しました。
●温暖化への対応は経済成長を妨げるものではなく、むしろ、大きな成長につながります。日本は、成長戦略の柱に「経済と環境の好循環」を掲げ、次世代型太陽電池、カーボンリサイクル、水素の活用など、革新的なイノベーションを通じて、グリーン社会の実現に努力していきます。
●2030年に向けた日本の取組についても、新たな目標を踏まえて議論を進め、COP26までに国連に通報することを目指します。
●日本は、世界の脱炭素移行を支援するため、国際協力にも引き続き取り組みます。本年、官民合わせて約1.3兆円、約118億ドルの支援を行います。緑の気候基金に対しては、最大で総額30億ドルを拠出します。
●来年のCOP26に向けて、各国と協力しながら、パリ協定の目標である、脱炭素社会の実現のため、指導力を発揮していく決意です。