新年あけましておめでとうございます。
大晦日の午後6時、自宅にて、マルグレーテ二世女王陛下の新年演説の放映を拝聴しました。過去2年の新型コロナウイルス感染症を振り返られ、規制の再強化も、社会が安全にパンデミックを切り抜けるためには必要なことと述べられながら、感染を抑え、ワクチン開発に貢献してきた科学研究者たちの日頃の貢献に謝意を表され、更には、気候変動への取り組み、多様性をもつ社会の重要性などについてご発言されました。そして、2021年夏を振り返られる中で、東京オリンピック、パラリンピックでのデンマーク選手の活躍を誇りに思う旨言及された時、デンマークに住む日本人として、大変光栄に思いました。本年は、女王陛下御即位50周年の節目の年でもあります。
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令和四年元旦。天皇皇后両陛下は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、一般参賀の場でお話しされることをお止めになり、昨年に続き、ビデオを通じて御挨拶されました。新型コロナウイルスの感染拡大で亡くなられた方々に哀悼の意を表明され、医療従事者に敬意と感謝の意を表された上で、仕事を失ったり、苦しい生活状況に陥る方など、助けを必要とされている方々のところに、多くの温かい手が差し伸べられること、我々が経験に学び、感染症対策のための努力を続け、人と人とのつながりを一層大切にしながら、痛みを分かち合い、支え合って、困難な状況を乗り越えていくことを願われ、新年にあたり、我が国、そして世界の人々の幸せと平和を祈られるお姿を、遠くデンマークに暮らす日本人の一人として、厳粛な思いで拝聴いたしました。
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2022年、令和四年の年初にあたり、長年にわたる皇室及び王室の御交流が、デンマークと日本の友好親善関係を深めてきた歴史に改めて思いをいたし、新型コロナウイルス感染症が長引く中でありますが、あせらず、あきらめず、謙虚に、両国の関係が、さらに豊かになっていくよう、日本とデンマークの皆様と一緒に、一日一日を重ねていけるよう心新たに臨みます。
本年が、皆様にとりまして、素晴らしい年となるようお祈り申上げます。日本国大使館職員一同、皆様の安全と安心のために、誠心誠意努力してまいりたく、御指導のほど宜しくお願いもうしあげます。
令和四年一月
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| 宮川 学 拝 | |
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The Imperial Palace and the iron bridge at the front gate, “Niju-bashi”
Amalienborg, the Royal Family’s residence in Copenhagen
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