新年あけましておめでとうございます
令和2年1月7日
大晦日の午後6時、王立劇場にて、家族及び大勢のデンマークの方々と共に、マルグレーテ二世女王陛下の新年演説のTVスクリーニングを拝聴しました。女王陛下は、地球環境、気候変動、人と人との触れあい、デンマークの歴史、自治領グリーンランド及びフェロー諸島に言及されながら、デンマーク国民に御挨拶されました。
また、日本では、元旦に行われた「新年祝賀の儀」において、天皇陛下より、「年頭にあたり国民の幸せと国の発展を祈ります」とのお言葉を述べられました。
以上を踏まえて、1月2日、アマリエンボー宮殿における女王陛下拝謁に、当地外交団の一員として家内と共に参加し、御挨拶して参りました。
日本とデンマークにとり、また新しい年が始まりました。両国国民が幸せに、そのために両国がお互いに協力と切磋琢磨を通じて発展して行くよう、微力ながら私ども日本大使館館員も一歩一歩努力を重ねて参ります。2014年に両国首脳が合意した「戦略的パートナーシップ」から、既に5年が経過しました。政治、経済、文化それぞれの分野での両国交流の進展を確認し、気候変動、デジタル化、高齢化社会等の共通の課題に向けて、双方の経験に学びつつお互いの潜在性を引き出し合えるよう、新しい行動志向の対話を重ねて参りたいと存じます。幸い、本年は、東京オリンピック、パラリンピック開催を控え、昨年にも増して、両国間に、新しい出会いやビジネスの機会が到来するものと期待します。大使館がそうした流れを強める上で、少しでもお役に立つことができれば望外の幸せに存じます。
末筆ながら、新年にあたり、皆様と御家族の御多幸をお祈り申し上げます。私にとって初めてのコペンハーゲンの新年は、空を明るく照らす無数の花火の光と、全ての災厄を追い払うかの如き火薬の炸裂音と共に始まりました。大使館員一同、新たな気持ちで、在留邦人の皆様の日々の安全な暮らし、ビジネス促進、文化スポーツ交流まで、丁寧に取組んで参る覚悟です。引き続きの御指導のほど宜しくお願い申し上げます
在デンマーク日本国大使館
宮川 学