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在デンマーク日本国大使館

Embassy of Japan in Denmark

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デンマーク王国に着任して

令和元年10月
 10月初旬に鈴木敏郎前大使の後任として着任し、日々、新たな出会いを重ねさせて頂きながら、日本とデンマークの絆について、思いを深めております。

 10月22及び23日の即位の礼には、フレデリック皇太子殿下及びメアリー皇太子妃殿下が参加され、両国間の友好関係を更に深める機会となりました。

 さて、先日、外務省のシルマー=ヨーンス儀典長に着任挨拶に伺いました。アシュトンEU外務安全保障政策上級代表の顧問、デンマークNATO大使等を歴任された儀典長に温かく歓迎頂き、私からは、受入れ準備に謝意を表明し、皇室と王室の御交流をはじめ、これまで脈々と築かれてきた両国関係の益々の発展のためにお互い全力を尽くして行こうと確認し合いました。数日後、レーマン外務省アジア・ラ米・大洋州局長を中心とする「日本チーム」の皆様ともお会いして、2014年に両国首脳が合意した「戦略的パートナーシップ」を踏まえて、グリーンランド、フェロー諸島も含め、具体的な協力を進めて行く方途についてやりとりを行いました。デンマーク外務省の方々は、日本との関係強化に大変熱心です。


 Foto: Udenrigsministeriet

 最初の地方出張は、コペンハーゲンの隣のフュン島のオーデンセ市長からご招待を頂き、バドミントン・デンマーク・オープンの応援となりました。オーデンセ市は、千葉県船橋市と30年以上の交流を重ねています。そうしたご縁にも、感謝の念をもって行って参りました。桃田賢斗選手が男子シングルスで優勝、奥原希望選手が女子シングルスで準優勝されました。おめでとうございました。決勝戦の前に、デンマーク代表チームのコーチが、デンマークは決勝に残れなかった悔しさにも拘わらず、大勢のデンマーク人の前で、日本選手の素晴らしさを讃えていたこと、また、隣に座ったデンマーク人家族が、「甥の誕生日祝いにチケットを予約したのに、デンマーク選手が決勝に残れなかったのは残念だが、日本選手の健闘を祈る」と笑いながら声をかけて頂いたことが、とても印象に残ります。とてもフェアーな方々だと思いました。

Foto: Badmintonphoto
 
 12月中旬には、マルグレーテ2世女王陛下への信任状捧呈が予定されます。デンマークに駐在する各国大使は、約70名。着任順に順次、拝謁の機会が用意されます。多くの国において、外交団の中で、最も長期間在任している大使が外交団長の役割を果たします。先日、コペンハーゲンの外交団長、トチェコ・ニジェール大使に挨拶に伺いました。70ヶ国の外交団は、東京の外交団の半分くらいの規模ですが、お互い大変仲が良いようです。秋は、各国ナショナル・デイの季節で、ハンガリー、チェコ、オーストリア、スリランカのお祝いに、家内と共に駆けつけて参りました。情報収集を重要な仕事とする大使が集まると、慶事を祝いながらも、デンマーク、欧州、国際情勢まで様々なひそひそ話も飛び交います。
 
 では、今回はこのあたりで終わりにさせて頂きます。夏時間から冬時間への変更があり、つるべ落としの秋の日々が続きます。また、次回、コペンハーゲン便りにお付き合い頂ければ幸いです。ありがとうございました。
 
宮川 学